DanielとPark Avenue

ニューヨークにいる間にやりたいことはたくさんあるが、ミシュランの星を獲得しているレストランに行くこともその一つ。ただ所謂高級レストランは1人で行きづらいため、なかなか実現できずにいた。けれども時はコロナ禍、レストランは一人客も歓迎してくれるはずということで、行ってきた。Eleven Madison、Bernardin、Per se、Chef's Table at Blooklyn Fareの三つ星から見たが予約が取れない。二つ星のDanielはもともとニューヨークの高級レストランの代名詞みたいなフレンチレストランで一度行ってみたいレストランで、予約が取れた。

1人でも嫌な顔せずに対応してくれたし、席はガラ空きなのにトイレの近くの席にされたということもなかった。そもそもトイレの近くという席が無いようだった。コロナのおかげでテーブルは仕切られていて、人の目が気になることもなかった。コロナ後の世界は私のようなお一人様好きには落ち着く世界だ。

3コースPrix Fixeを頼んで、ワインを2杯を飲んで、チップ込みで300ドル弱。当然美しく、美味しかった。特にお肉が。やっぱりお肉の焼き加減はプロに任せるべきだと思う。ただ涙が出る感動はなかった。私の舌の問題かもしれないが。

印象に残っているのは、Danielに行く途中で歩いたUpper East SideのPark Avenueだ。高級住宅地の代名詞のPark Avenue。今までなぜPark Avenueが高級住宅地の代名詞なのか分かっていなかった。West Sideの方が地下鉄が発達しているし便利なのに、なぜPark Avenueなんだろうって思ってた。もちろん超富裕層は地下鉄なんて乗らないから、関係ないんだけど。天気が良く、暖かい春の夕方。整った街路樹には花が咲き、昔ながらの建築で、高層過ぎないアパートや美しいチャペルが並ぶ。圧倒される文化がある。