不寛容

子供の声や泣き声がうるさいと言うことすら認められていない気がする。子供は泣くのが当たり前と言っても、特にビジネスクラスの飛行機でずっと泣かれているのは厳しい。修学旅行生の大群とも乗り合わせたくはない。それが本音ではないだろうか。

続々と降車する飛行機の中で、まだ準備に時間をかかっている人を待って延々と立ち止まっている人。先に行けただろう多くの人が動けないで待たざるを得ない。人に譲るというのは美学だが、同時に迅速な交通を妨げる行為でありバランスが必要だ。ただ譲ればいいということではない。これもまた言うことを許されていない気がする。

言ってはいけないが多すぎるのではないか。子育て中に母親は肩身の狭い思いをしているということだが、そういう人に私はあまり出会ったことがない。赤ちゃんなんだから、子供なんだから当たり前ですよね?という態度の人の方がよっぽど多い気がする。そういう図々しさが無いと子供を生むことに踏み切れないのだろうか。自分の遺伝子を残したいと思えるほどの図々しさがなければ、子供なんて産めないのだから当然だろうか。

健康で優秀な女性がこんな図々しさを持ち合わせていることを心から祈る。