ドラマも映画も使い回し

基本的にテレビっ子だ。子供の頃からドラマを見るのが大好きだった。休日もひたすらドラマや映画を見て過ごせれば幸せだった。夕方になってこれで良かったのかと心配になることは多々あるが。

こうして数十年を過ごしていると、もはや繰り返しにしか見えない。いつの時代もテーマは同じで学園ものなら、いじめや売春、ドラッグに対する問題提起か、淡い色恋、スポーツ。オフィスもの、医療もの、刑事もの、いずれもどこかで見たことがあるものを今が旬の俳優さんが彩る。使っているツールなどは今時になっていくが、基本的にテーマは同じだ。

初めて見る人たちのために、常に同じテーマで彼らが惹かれる旬の俳優さんたちで作成することが必要なのだろう。それは分かる。でも既視感しか感じない層はどうしたら良いのだろうか。年々心が動かなくなっていく。誰かがあっと驚かせてくれるものを作ってくれることを期待して、旬の俳優さんの美しさに見惚れつつ、やり過ごすだけだ。