Black Lives Matter

Black Lives Matter vs All Lives Matter

当然All Lives Matterだが、いま問題となっているのはBlack Livesが適切に守られていないことであって、その問題にフォーカスしたスローガンを掲げるのは当然だ。戦場にて全ての兵隊が重要だが、倒れている兵隊Aがいたら当然「Aを助けろ!」と声を掛けるべきであって、「全ての兵隊が重要だ!」とは叫ばない。これが私にとって最も納得できる説明だった(ダウケミカルのCEO、James Fitterlingさんの講演にて)。

アフリカ系アメリカ人が射殺される事件がある度に何らかのムーブメントはあるが、ミネアポリスで起きたジョージフロイド氏の事件はあまりにも明確に録画されていたこともあり、コロナ禍にも関わらず、大きなムーブメントになった。

時を同じくして起きたのが、エイミークーパー氏による「アフリカ系アメリカ人に命を脅かされている」という虚偽通報だ。同じく画像が配信され、勤務先からは解雇され、訴追されている。過去に不倫のもつれで訴訟を起こしていることまで記事になっていた。彼女のしたことは許されないが、十分に罰を受けているようにも見える。ただ先日見たクリミナルマインドに、白人女性がレイプされたと訴え、リンチにあった男性(60年代?)が出てきて、虚偽の恐ろしさと同時に、この問題がどれだけ根深いかを感じた。

今度こそ良い方向に向かうように祈ることしかできない。