Katz's Delicatessen(カッツ・デリカテッセン)

創業1888年、豪快なパストラミサンドが有名なカッツデリカテッセンに初めて行ってきた。ガザ地区での緊張が高まっているが、ユダヤ系のこの店の中では当然の如く日常が流れていた。カッツはコーシャー*のユダヤ料理を売る、ニューヨークで最も古いデリ。

17時に到着したから、ほぼ待ち時間は無かったけど、17時半になるともう行列。順番が来ると、オーダーして待っている間に、フレンドリーな店員さんが熱々のパストラミを味見させてくれる。結構大量に。私はパストラミサンドウィッチとマッツォボールスープ(Matzo Ball Soup)をオーダー。マッツォとは酵母イースト)の入らないパンで、お団子にしたものがチキンスープに入っている。スープは私の好みではあまり無かったけど、パストラミには感動したし、何より20ドルでこのクオリティ。高いお金を払ってもあまり美味しくない料理に出会うこともある中で、この店が人気なのはすごくよく分かる。壁一面に有名人のサインや写真があるのにも納得。

ちなみにパストラミは牛肉を塩漬けにしてから燻製にしたもの。ローストビーフとは製法が違うことを改めて知った。

*コーシャー(Kosher):ユダヤ教徒が食べられる食べ物。肉、乳製品、その他の分けられ、其々に食べてはいけないもの、調理法等がユダヤ法によって決まっている。